定着しないのはなぜか?
- 5 日前
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人が辞める会社・辞めない会社の“決定的な違い”

「採用はできても、なかなか定着しない」
こうしたご相談が、後を絶たないです。
では、そもそも――
定着しない会社は、何が違うのでしょうか。
給与でしょうか。人間関係でしょうか。
もちろんそれも一因ですが、実はもっと根本的な違いがあります。
人が辞める理由は「人」ではなく「環境」
多くの現場を見ていると、
「うちの社員は定着しない」
「最近の若い人はすぐ辞める」
といった声が聞かれます。
ですが実際には、
人が辞める原因の多くは“会社の環境”にあります。
例えば、
・理念や方向性が共有されている組織
→ 主体性・やる氣・チームワークが生まれる
・理念が浸透していない組織 → 不満・無関心・やる氣低下
つまり、
同じ人でも「環境」で結果が大きく変わる
ということです。

定着の正体は「企業風土」
では、その環境とは何か。
結論はシンプルで、
企業風土です。
どんな制度を入れるか以上に、
・どんな価値観で動いているか
・どんな空氣感があるか
が、定着に大きく影響します。
定着する会社に共通する3つの特徴
弊社セミナーでもお伝えしているのが、次の考え方です。
成長する会社の原則
人に優しく
事に厳しく
場は楽しく

この3つが揃うことで、
安心して働ける
成長を実感できる
前向きに挑戦できる
という状態が生まれます。
逆にどれか一つでも欠けると、
甘いだけの組織
厳しいだけの組織
仲がいいだけの組織
になってしまいます。
実は、採用の段階で定着は決まっている
もう一つ見落とされがちなのが、採用との関係です。
採用と定着は別ではありません。
人財育成は採用から始まる
つまり、
自社に合う人を採用できているか
価値観を伝えた上で入社しているか
ここがズレると、
どれだけ教育しても定着は難しくなります。

「辞めない会社」を目指す前に考えること
ここで一つ大事な視点があります。
それは、
定着は目的ではなく結果である
ということです。
定着だけを目的にすると、
本来言うべきことが言えない
組織の方向性がぶれる
成長しない組織になる
といったリスクが出てきます。

では、何をすればいいのか?
ここまで読むと、
「考え方は分かるけど、具体的に何をすればいいのか?」
という疑問が出てくると思います。
実務としては、次の3つに分解して考えると整理しやすくなります。
① 会社の方向性を明確にする
理念やビジョンが大事、と言われても
「うちにはあるけど使っていない」というケースが多いです。
重要なのは“あること”ではなく“使われていること”です。
例えば、
朝礼や会議で、理念に触れる機会があるか
判断に迷ったとき「会社としてどうするか」で会話しているか
管理職が自分の言葉で方向性を説明できるか
現場の会話に出てくる状態になっているかがポイントです。
② 成長できる仕組みをつくる
「成長できる環境」と言われても抽象的ですが、
現場では次の3つがあるかで大きく変わります。
月1回の面談(振り返り+次の目標設定)
評価の基準が言語化されている
頑張りが何らかの形でフィードバックされる
よくあるのが、
「評価はしているが、伝えていない」
という状態です。
これでは、社員側は「何を頑張ればいいのか分からない」状態になります。
弊社でも毎月、評価面談を行って成長を促しています。
③ 日常の風土を整える
制度よりも影響が大きいのが、日常のやり取りです。
例えば、
挨拶が当たり前に交わされているか
良い行動に対して「有難う」「いいね」があるか
上司からの声かけがあるか
特別な取り組みよりも、
毎日の小さなコミュニケーションの積み重ね
が、組織の空氣を作ります。
これらはすべて特別な施策ではありませんが、
「やっているかどうか」「継続できているかどうか」で大きな差が出る部分です。
ここまで見ていただくと分かる通り、
定着とは、環境と風土の結果です。
「辞めさせない」ではなく、
「働き続けたい」と思える会社にする
この視点が重要です。
まとめ
・定着しない原因は“人”ではなく“環境”
・カギは企業風土
・採用と定着はセット
そして最終的には、
「この会社で働きたい」と思えるかどうか
ここに尽きます。
ちなみに
今回の内容については、 5月14日・20日にセミナーでもお話しします。
「自社の場合どう考えるべきか?」 まで整理したい方は、ぜひご参加ください。




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